独自の理論で資産を築いた投資家VTuberに聞く「会社員でもできる投資術」・前編
株式投資成功の秘訣は「月次情報」から企業の調子を汲み取ること
投資のポイントは「継続的な入金」と「計画的な運用」
個人投資家としてさまざまな企業と向き合い、投資経験を積み重ね、いつしかはっしゃんさん自身が人のため、社会のためになることをしたいと考えるようになったとのこと。25年以上勤めた会社を退職し、投資家VTuberとしての情報発信を始めた。
「もともとIT企業でソフトウェアの開発などを行っていたので、いずれはビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズのように独立・起業したいという夢はあったんです。実際にその一歩を踏み出せたのは、資産が3億円に到達してファイナンシャルインディペンデンス(経済的自立)が実現し、好きな仕事を選べるようになったから。投資をしていると下り坂になることもありますが、途中で離脱せず、安いときにコツコツ購入してきたのが大きかったように思います」
はっしゃんさんが時間をかけて資産を3億円まで築くことができたのは、定期的に入金し、株式の購入を継続してきたからだという。
「6月に出した著書は『50万円を10年で1億円にする株式投資』というタイトルなので、『元手50万円』と思われてしまうかもしれませんが、実際は『毎年50万円』です。収入や働き方、家族構成などによって投資できる金額は異なり、一概にはいえませんが、ある程度の年齢になって収入が増えていて、派手に使うことがなければ、月5万円程度を入れられる人は多いと思います。入金を継続して、計画的に運用していけば、“NISA貧乏”にならずとも資産1億円は目指せるでしょう」
株式投資において大切なのは、「継続的な入金」というわけだ。ただし、「計画的な運用」も決して忘れてはならないポイント。
「私は、成長余地のある割安な銘柄を買うことが重要だと考えています。ニュースで取り上げられるような人気の銘柄ではなく、不人気の銘柄に目を向けることです。日本には、きちんと成長していて配当ももらえるのに、なぜか割安という銘柄がたくさんあります。それを見つけて賢く投資することで、数年後にその銘柄が評価されたときに大きな資産になる。そんな投資を皆さんにも実践してほしいですね」
各企業の決算を地道に分析し、長期投資を実践したことで、資産を大きくしてきたはっしゃんさん。後編では、「計画的な運用」の具体的な手法について伺う。
(取材・文/有竹亮介)

