ゆるキャラ“ファンファン”が語る、これで分かった!投資信託② 投資信託の種類
提供元:たあんと
皆さん、投資って何かとっつきにくいし、自分からは遠い存在と思っていませんか?いきなり株式投資から始めるのではなく、投資信託(ファンド)から始めれば、実はとっても身近です。
前回は投資信託の仕組みについて詳しく説明いたしました。今回は、投資信託の種類を解説します。
投資信託の種類は、大きく分けて10種類
- 見て見て。投資信託と一口に言っても、いろいろな種類があるのよ。ファンファンは世界中にいろんな親戚がいるのね。
- ほんとだ。国内株式、国内債券、これは国内の株式と債券だね。
- うん。海外に投資するなら、先進国株式、新興国株式、海外債券、新興国債券に投資するものもあって、どれも1万円程度から買えるの。
- バランスって?
- 国内の株式、海外の株式、国内の債券、海外の債券など複数の投資先にバランスよく投資する種類ってこと。
- 1本にあれこれ入っているわけだね。でも、どうバランスをとるかは、誰が決めるの?
どの種類の投資信託も、すべてプロが運用するよ
- じゃあ説明しましょう。投資信託の要とも言える運用方針は、運用会社のファンドマネージャーが決めます。一人じゃなくてグループを組んでいることも多いんだ。何しろ、みんなから預かった大事なお金だからね。
- 運用会社とファンドマネージャーにお任せするってことだね。
- 運用は任せてもいいけど、どの投資信託を選ぶかは自分で考えて決めてね。いろいろな種類の投資信託があって、さらに同じ種類の中にも複数の投資信託がある。だから、投資信託を買う時は事前に必ず、商品ガイドや目論見書を読んでほしいんだ。どんな株式や債券を買うかという運用方針が書いてあるから。定期的に運用状況の報告もするよ。
- ふむふむ。そういう情報はどこでもらえるの?
- 投資信託を販売している銀行や証券会社だよ。運用会社によっては、直販と言って、一般の人(個人投資家)に情報発信して、直接、販売もしている。
- お金はどう動くの?
- みんなが投資した資金は、販売会社を経て信託銀行で管理されることになるよ。信託銀行は、運用会社のファンドマネージャーの指示に従って株式や債券などを買うんだ。
- ところでREIT(リート)ってなに? 投資先は株式や債券だけじゃないの?
- REIT(リート)は不動産投資信託のことよ。オフィスビルや賃貸マンションの大家さんになって、毎月、家賃収入が入ったらステキだけど、これも多額の資金がなければ無理。そこで投資信託の仕組みを使って、少額から投資できるようにしたの。
- すごいね、こんなに種類があるんだ。どれを選ぶか迷っちゃうなあ。やっぱり日本株かなあ。日本人だし、名前を知っている企業もたくさんあるし。
- 海外に投資する種類も捨て難いわ。だって、少額から、世界的な企業の株式や債券、不動産に気軽に投資できるんだから。
- 確かに。迷うー!
インデックス運用とアクティブ運用も覚えておこう
- もう一つ知っておいてほしいことがあるよ。インデックス運用とアクティブ運用があるってこと。日経平均株価は知っているよね。
- もちろん! ニュースで聞いているから。日本株の値動きの目安になっている指数でしょ。
- 日経平均株価などの指数に連動するよう運用するのがインデックス運用。指数を上回る成果を目指してファンドマネージャーが投資先を選択するのがアクティブ運用。
- インデックス運用だと初心者にはわかりやすいかも。
- 投資信託そのものがリスクを分散する仕組みになっているけど、種類の違う投資信託を組み合わせることで、さらに分散される。そこも考えてね。
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