動画でわかる資産形成
ふんわり動画でやさしく『資産形成』をご紹介します。「ETFって何?」という方も是非一度ご覧ください!
眠ったままのポイントを活用
クレジットカードや携帯電話の利用など日常の消費だけで貯まっていく「ポイント」。国内のポイントサービス市場は2022年度には2.2兆円を突破する予測があるほど、ポイント市場の成長は目覚ましい。そんななか、資産形成の世界にも、貯まったポイントで投資ができる「ポイント投資」が登場。株式投資にハードルを感じている人や、これまで管理が面倒でポイントを無駄にしてきた人におすすめのこうしたサービスについて紹介しよう。
通常、商品やサービスとの引き換えといった“消費”に使うサービスを、投資信託などへの“投資”に使えるサービスと言えそうだ。
現在主流となっているものは、運用方針(積極的な投資か、堅実な投資か)を決定した上で、サービス事業者が提携した資産運用会社に運用を委託。運用によって増減したポイントが、自身のポイントとして利用可能となる。
なお、運用ポイントは、連動する投資信託やTOPIXなどの指数に応じて変動し、利用者はその推移を随時スマホなどで確認することができる。
現在利用可能な「ポイント投資」は、証券口座を作る必要があるものと、作る必要がないものの2種類がある。これは、実際の金融商品をポイントで購入できるサービスなのか否かがポイントとなる。
投資未経験者にとって始めるハードルが低いのは、①証券口座が不要のタイプだ。こちらはポイント分をサービス事業会社が運用し、その運用益を「ポイント」として還元。あくまで運用したポイントは、ポイントとして利用する。自分で運用方針を決めるとはいえ、”擬似的な投資“と言えるだろう。
一方、増やしたポイントで、実際の投資信託などの金融商品を買えるサービスも存在する。ポイントでお米などと交換できるサービスがあるが、その交換対象が金融証券になった、と考えるとわかりやすい。こちらは証券取引となるので証券会社がサービス提供しており、②の場合、証券口座が必要となる。
ポイント投資サービスにいち早く反応したのは、ポイントサービスを牽引してきたクレジットカード系で、2016年にクレディセゾンが永久不滅ポイント運用サービスを開始した。サービス開発の背景には、期限のない永久不滅ポイントが使われないまま保有されているケースが多く、ユーザーのポイント活用の一助とるよう開発されたという。
また、一覧では携帯キャリア系は、dポイント(docomo)の一社のみだが、2019年春にはTポイント(Softbank)のポイント投資もスタート予定。ポイント投資とはやや形態が異なるが、KDDIもiDeCoに連動したポイント付与サービスを展開しようとしている。
このように、独自の経済圏を持ったサービス企業が次々と乗り出している「ポイント投資」。投資のために、証券口座を作らなくてはいけないという枠組みを取り払ったこのサービスは、今後ますます勢いを増していきそうだ。
クレディセゾン
NTTドコモ
楽天
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