仕事について悩んでいる人は多いかもしれない。今回は「転職」について、普段働く会社員がどのように学んでいるのか、その実態と意識を全国の20～40代の会社員1,117人を対象に調査した。

Q1. 転職について何を学んでいますか（学びたいですか）？（複数回答）

よりよい転職活動　26.4％
転職サイト　30.3％
転職エージェント　23.1％
ハローワークなどの公的な支援　19.1％
転・退職の手続き　9.9％
その他　0.2％
転職について学んでいない（学びたくない）　44.1％

転職について学んでいること（学びたいこと）について質問したところ「転職サイト」との回答が多く、「よりよい転職活動」や「転職エージェント」との回答も多く寄せられた。転職サイトは求人の数が多く充実しており仕事も探しやすく、さらに転職エージェントを上手く活用しつつ納得のいく転職活動をしたいと考える人が多いことがうかがえる。

Q2. もし転職するならどのような媒体で職を探しますか？（複数回答）

ハローワーク　32.3％
転職サイト　52.7％
転職エージェント　34.8％
取引先などの知り合い　13.2％
その他　0.4％
わからない　26.1％

転職先を探す媒体として最も多く回答が寄せられたのが、「転職サイト」であった。インターネット検索で気軽に利用できることから、働いている会社員も実際に利用している人が多いのだろう。また、転職エージェントを活用することで求人の幅が広がることから「転職エージェント」での職探しに意識が高まっているのかもしれない。

Q3. もし転職するなら一番こだわるところは何ですか？

年収　23.8％
好きな仕事か　17.5％
人間関係　13.6％
働きやすさ　22.9％
テレワークができるかどうか　4.2％
福利厚生　4.5％
自宅からの距離　3.8％
その他　0.3％
わからない　9.4％

転職するときに一番こだわるところについて聞いてみると、「年収」と回答した割合が23.8％と最も多く、続いて「働きやすさ」と回答した割合が22.9％であった。コロナ禍で定着しつつある「テレワークができるかどうか」については、4.2％と少なく、思ったほど重視されないことがわかった。実際に転職するのであれば、年収以外のこだわりを持ちつつも、現在よりも年収アップを期待したい人が多いのだろう。

近年では、一つの会社で定年まで働くよりも、転職を重ねながらスキルアップを図る働き方が増えている。転職がより身近なものになっているからこそ、しっかりと自分に合った仕事を探したいものである。

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（藤田祐依）

「あなたご自身に関するアンケート」
調査方法：インターネットによる調査
調査時期：2023年1月
調査対象：全国20～40代の会社員
有効回答数：1,117件