高齢者施設全体で地元のサッカークラブを応援する活動を推進!
サントリーウエルネスが研究「推し活×高齢者」によって延びる“幸福寿命”
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施設職員や家族にもプラスの影響を与えている「Beサポ!」
「Beサポ!」の活動は、施設利用者だけでなく、施設職員にとってもプラスの効果があることがわかってきているそう。
「利用者の方々と一緒に職員の皆さんもクラブチームを応援することによって、『職員同士のコミュニケーションも増えた』という声も届いています。共通の話題が増えたことで、これまで以上に円滑な意思疎通につながっているとのことです。また、職員の採用に影響しているという話も伺っています。利用者の方々と一緒にスタジアムに行く活動に参加した実習生が、『介護の仕事は施設内や周辺だけでの活動が多いというイメージが払しょくされた』と、入社希望を出してくれたそうです」(名古路さん)
介護現場の働き方改善にもつながる可能性があるという。「施設内を徘徊して回る利用者さんが、観戦のときだけは、その場にじっと座って試合を見てくれる」という声があり、職員にとってもリフレッシュの時間になっているのだ。
「利用者の方のご家族や地域の方々とのコミュニケーションも生まれています。ユニフォームを着て散歩をしていると地域の方が声を掛けてくれたり、施設の見学に来られたご家族の方々から『高齢者施設のイメージとギャップがあって、素敵な取り組みですね』という反応をいただいたりすることもあるようです」(名古路さん)
高齢者自身だけでなく、周囲にもプラスの影響を与える可能性を秘めている「Beサポ!」。名古路さんは「この活動を高齢者の方々だけでなく、現役の方々にも知っていただき、老後をポジティブに受け止めてほしい」と話す。
「当社の顧客の中心である50~70代の方は、10~20年後の将来に不安を抱いている層だと感じています。そんな皆さんに『Beサポ!』のお話をすると、『勇気付けられた』『親が認知症の状態にあるけど、ポジティブに一緒に楽しめることをやろうかな』という感想をいただくことがあり、『幸福寿命』の大切さを知っていただける活動だと感じています。おじいちゃんおばあちゃんになっても好きなことが見つけられて、こころもからだも変わっていけることを伝えていくことで高齢化社会のイメージを変え、もう一段ぐらい明るい未来を想像してもらえるようになったらと思っています」(名古路さん)
“人生100年時代”を幸せに生きるためのヒントは、「推し活」にあるのかもしれない。
(取材・文/有竹亮介 撮影/森カズシゲ)




