地域に関わる人が増えると“その地域の治安”が維持される!?
関係人口創出事業を手掛けるFLNが語る「“地域推し”が地方を盛り上げ、日本を変える」
観光地ではない場所も「推す」対象に
「地域を推す」と聞くと、観光名所がある土地に限られた話と思われがちだが、実際は観光資源がない場所も推す対象になり得るという。
「僕らは、関係人口が生まれるために必要な要素を『人』『体験』『拠点』の3つと定義しています。有名観光地の場合、『拠点』はあったとしても『人とのつながり』や『体験』が生まれにくいケースもあります。一方で、観光地ではない地域でも3つの要素を生み出すことはできます。例えば、『まちスパチャプロジェクト』で連携している茨城県鉾田市は観光地ではありませんが、野菜の農業産出額全国1位(2014~2023年)という特徴があります。そこで農家さんと一緒に農作業を行う企画を実施したら『人』や『体験』につながり、都市部に住む人にとっては貴重な経験になります」(佐宗さん)
その土地に住む人にとっては日常の風景であっても、別の地域に住む人が見ると“特別”に映ることがある。あらゆるものがコンテンツとなり、地域の関係人口を生み出すきっかけになるのだ。
「地域で生産されたものを食べる、農家のおじさんと触れ合う、市長と会話する、このようなことがその土地ならではの魅力になりますし、観光地では得にくい経験だといえます。地域の課題が魅力に変換されるケースもあるので、そのお手伝いをしていけたらと思っています」(佐宗さん)
旅行で赴いた地域やふるさと納税した街など、気に入った土地と関わりを持ってみることも「推し活」のひとつ。そのつながりが、地域や日本全体を盛り上げるきっかけになるかもしれない。
(取材・文/有竹亮介 撮影/森カズシゲ)
著者/ライター
有竹 亮介
音楽にエンタメ、ペット、子育て、ビジネスなど、なんでもこなす雑食ライター。『東証マネ部!』を担当したことでお金や金融に興味が湧き、少しずつ実践しながら学んでいるところ。



