コロナ禍がもたらした変化とは

コロナ禍で会社の手当は増えた?

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ここ数年、社会に大きな影響を与えた新型コロナウイルス。2023年5月8日からは「5類(季節性インフルエンザと同様の扱い)」に移行されたものの、生活スタイルや働き方に変化をもたらしてきた。会社員はコロナ禍で働き方や手当にどのような変化があったのだろうか。コロナ禍での働き方と手当の変化についての実態を全国の20~40代の会社員1,176人を対象に調査した。

Q1. 現在勤めている会社で、コロナ禍で変化したことはありますか?(複数回答)

在宅勤務制度が導入された 27.4%
時差出勤制度が導入された 21.1%
フレックスタイム制が導入された 14.1%
オンライン会議が導入された 23.1%
その他 0.7%
特にない/わからない 45.0%

コロナ禍で変化したことについて質問したところ、「在宅勤務制度が導入された」「オンライン会議が導入された」「時差出勤制度が導入された」との回答が多く寄せられた。一時的な対策であったり、現在も引き続き制度を取り入れていたりとさまざまだと思うが、人の密集を避けるための制度を導入した企業が多いことがうかがえる。

Q2. コロナ禍で会社からの手当に変化はありましたか?

コロナ前より手当が増えた 15.1%
コロナ前と手当は変わらない 61.6%
コロナ前より手当が減った 9.7%
わからない 13.6%

コロナ禍で会社からの手当に変化があったか訊くと、約6割が「コロナ前と手当は変わらない」と回答した。また、「コロナ前より手当が増えた」が15.1%、「コロナ前より手当が減った」が9.7%とコロナ禍によって手当に変化があった人はそこまで多くない印象だ。

Q3. 具体的にどのような手当が変化しましたか?(複数回答)

在宅勤務手当(Wi-Fi手当などを含む) 39.3%
見舞金 30.9%
通勤手当 29.8%
その他 8.7%
わからない 16.7%

具体的にどのような手当が変化したか質問してみると「在宅勤務手当(Wi-Fi手当などを含む)」「見舞金」といった回答が寄せられた。働き方の変化として在宅勤務を取り入れた企業が多く見られたことから、在宅勤務手当を支給する会社も増えたのだろう。

「5類」への移行で新型コロナウイルスの影響は徐々に緩和されつつあるが、引き続き在宅勤務制度や時差出勤制度を取り入れている会社もあり、働き方を見直すきっかけとなった人もいるのではないだろうか。今後の働き方の変化にも注目してみたいものだ。

(藤田祐依)

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調査方法:インターネットによる調査
調査時期:2023年5月
調査対象:全国20~40代の会社員
有効回答数:1,176件

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